注目企業(メディキット(株))

今、半月は故郷の大分で過ごしている。往復の空路は
ソラシドエアのお世話になっている。

ソラシドエアの機内誌に「ソラタネ」という月刊誌が
あり、その中に、「九州の注目企業」というページが
あり、いつも楽しみに読ませていただいている。
中に、メディキット株式会社の紹介が目を引いた。

同社は東京都文京区に本社を置き、宮崎日向市に二つの
工場を持つ医療用針のリーディングカンパニーである。

世界初の止血弁と針刺し事故防止機能を備えた注射針など
革新的なアイデアD国内外の医療を支えている。

同社の存在を知らしめたのは、1973年創業時に発表した
人工透析用留置針「一体成形型カテーテル」の開発にあった。

従来のカテーテルは2つのパーツで構成され、つなぎ目の
部分で血液が滞留し、血管内に血栓ができ、この原因で
脳障害を起こす患者も少なからずあったという。

因みにこの革新的製品は国内シェアトップのほか、
世界30か国で使われているという。

また、廃棄処理時に怪我や血液感染リスクを減らす安全針
を開発するなど技術面から患者と医療関係者の双方を
守っている。

こうしたひた向きな努力を重ね続ける企業が今の日本に
数多く存在することに国民の一人として感謝したい。