日本の文明について

司馬遼太郎氏が文明と文化の違いについて、わかりやすく教えて
くれている。

文明とは、誰でも参加できる基準であり、自由・人権がキーワード
一方、文化は、くるまっていれば楽しい、気が安らぐレベルのもの。

民族・個人が持っている習慣は文化だが、他国や他人に及ぼすことが
できない。これに対し、他に及ぼすことがdきるのが文明であると教える。

日本の文明は、他の文明から占領されることで受け入れたことは一度も
ない。

常に留学生システムで20年間様々な学問を学ばせてきた歴史がある。
遣唐使の時代、7世紀から9世紀にかけての約200年間、10数回の
派遣、一回あたり200人程度を派遣してきたという。
国家として各人に砂金を1〜2袋持参させて、様々な学びを得たことを
日本に持ち帰り、吸収しながら、適合修正を重ねながら日本文明を
形づくってきた。

明治の文明開化でも、まず、東京を文明化することから開始、その
やり方も、大臣と同じ給料で外人を雇用しながら欧米文明を採り入れた。