2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

核融合について

次世代のエネルギーと言われる「核融合」を研究している 茨城県那珂市の研究施設で、日本とEUとの共同開発である 最先端の実験装置の組み立てが1月28日から始まったとの 報道があった。日本原子力研究開発機構の那珂核融合研究所において 6年後の実験…

手のひら大のスパコンも夢ではない

スパコン(スーパーコンピュータの略)とは科学技術計算を 主目的とする大規模コンピュータのこと。量子力学、気象予測、シュミレーション天文学、最適化計算、 金融工学など、大規模数値解析に基づくシュミレーションを 実施するには膨大な計算処理を行う必…

バイオマスの利用・活用

バイオマスとは、生物資源(バイオ;bio)の量(マス;mas) を表し、エネルギー源として、再利用できる動植物から生まれた 有機性の資源をさす。バイオマスは大気中の二酸化炭素を増加させず、持続的に再生可能 という特性を持つ。廃棄物系・・・農林…

「TLO」について

TLOとは、Technology Licensing Organization の略で技術移転機関のこと。大学の研究者の研究成果を特許化し、企業へ技術移転をすることを使命とする法人 であり、日本のものづくりを担う製造業を支える意味で国益の一翼…

「そーせい」グループについて

かつて、バイオベンチャーであった「そーせい」グループ(社長の田村 真一氏) は1990年の設立、現在の資本金16,988百万円、従業員26名の会社。この会社は製薬会社が死蔵していた低血圧症に効く化合物の開発権を無償で 譲り受け、実験を重ねて尿…

陸(おか)漁業について

かつて、日経連載「知の攻防」の中に、陸(おか)漁業に関する記事があった。「三菱商事の事業開発部長(当時)中沢輝幸氏が推進したビジネス。 2002年、人口1300人の大分県上津江村、廃校跡に据えた直径6Mの 水槽四基に5000匹のヒラメを養殖するという記…

21世紀は水の時代

20世紀は石油の時代であった。21世紀は「水の時代」 と言われる。世界的な水不足の進行、環境汚染に伴い、海水の淡水化 など持続的な水資源の確保が全世界で求められる。今後、環境浄化のための下水処理、排水処理、水の再利用の 技術がクローズアップさ…

日本を産油国にする「藻」

筑波大学大学院生命環境科学研究科の渡邊信教授に よると、日本が産油国になるのも夢ではないという。2010年12月、従来の12倍の生産効率で重油と 同質の油を作り出す「藻類」を沖縄の海で発見したとのこと。それは、「オーランチオキトリウム」とい…

放射能が消えた?

日本の伝統的な発酵技術が日本を救うことになるかも知れない。高嶋酒造6代目で富士の伏流水「白隠正宗」の蔵元で (株)高嶋開発工学総合研究所の代表であり、世界最初の 環境微生物学博士である高嶋康豪博士の研究成果に対し、台湾政府(アカデミー)が放…

ヘドロの再利用技術

津波がもたらすヘドロを工事用の土に変身させる 再利用技術を新日鉄が取り組んでいる。ヘドロを土木工事用の土に変える実証実験を新日鉄が 仙台市内で公開している。(2011/9)環境省の推計で東日本大震災の被災6県で最大3千万トン ものヘドロが堆積…

地熱発電について

日本の地熱資源埋蔵量は世界3位、しかし、実際の発電量は 世界8位に留まっている。その背景には、国立公園・国定公園が国土面積の4%を占め、 旧環境庁の通達で、公園内は地熱開発の規制があり、 地熱発電の効率の高い、浅部熱水資源の82%が、この規制…

我国の中小企業技術力の証左

昨年の1月、「江戸っ子1号」という名前が話題をさらった。 東京下町の町工場が共同で無人深海探査機を開発しょうと 水深8千メートルの日本海溝を目指すプロジェクトが始動した。このプロジェクトに参画する企業には、確か 葛飾区の「杉野ゴム化学工業所」…

三大都市圏からの視界(橋下徹氏の論点から抄録)

JR東海が、2047年に東京ー大阪間を67分で 結ぶ、中央リニアが完成に向けて動き出している。この67分という時間は、まさに通勤圏であり、 経済圏もひとつのサークルに入ることになる。現在の関東圏・中部圏・関西圏の三大都市圏のGDPは 約350…

この国のかたちについて、先達からの教え

呉 善花 「縄文時代から続く日本人の自然観を考えなければ、 天皇の存在は理解できない。高度な文化にしていく上で、精神性の中心になって きたのが天皇だった。天皇の存在をもっと誇りにして欲しい。 世界に類を見ない存在だから。ベル・ギャルボ 「明治維…

日本経済を支える武士道

新渡戸 稲造が書いた「武士道」には、日本国民が 大切に守ってきた精神的な支柱として ①忠義 ②義 ③勇 ④仁 ⑤知 ⑥礼 ⑦誠 ⑧名誉 を挙げている。日本の企業が、納期を守り、交通機関も1分の遅れもなく、 動いているのも、約束を破ることを何よりも恥と考えるの…

日本の食糧安全保障について

日本のコメの消費量は、年間1,000万トン。一般的に言われる食糧自給率はカロリーベースで約40%と 他国と比較しても極めて低い。 しかも、実は40%どころではなく、10%台まで 落ち込んでいるのが実態と聞く。どうして、安穏と暮らせるのか?ノー…

日本の正道(平沼赳夫他)に学ぶ

「健全な保守」とは 文化を大切に、伝統を重んじ、誇りを持って先人の 築いてきたものをしっかり検証し、次代への継承に 力を尽くすことにある。千万人といえども吾往かんという勇気を持ち、 時代を先取りする先見性を培い、物質偏重の世にあって、 物よりも…

国家の崩壊(佐藤 優・宮崎学)に学ぶ

ブレジネフ時代のソ連について、示唆に富む記述があった。 ブレジネフは1964年10月、フルシチョフ失脚を受けて ソ連の首相に就任し、1982年11月に死去したリーダー 在任当時のソ連の社会生活は、以下のような流れであったという。午前9時始業〜…

天皇陛下の訪問企業

毎年、天皇陛下は産業振興に貢献する中小企業を 訪問なされるという。昨年(2012年)は、埼玉県川口市の医療機器メーカー 「メトラン」を7月5日に訪問された。 メトランの新田 一福社長はベトナム出身で 新生児用の人工呼吸器の開発における国内トップ…

歴史の真実(櫻井よしこ 迷走日本の原点から)

太平洋戦争に踏み切った日本側の事情や思いについても 教えていくことを忘れてはならない。 他のどの国も忖度してくれない日本の歴史の事情について 日本人であればこそ、教えていく必要がある。歴史というものは、事件や戦争や事象が終わった直後に、 その…