宮本 武蔵 「五輪書」に学ぶ

宮本 武蔵は有名な「五輪書」の
第一巻「地の巻」に武士の
心掛けを詳述している。

武士の兵法を行う道とは、
何事においても人よりすぐるる所を本とし、

何時でも役に立つように稽古して
万事に至り、役に立つように教える事
これこそ、兵法の真の道なのである。

また、「水の巻」には、
千里の道も一歩ずつ進む、ゆっくりと考え、
兵法を鍛錬することを武士の務めと心得よ。

今日は昨日の自分に勝ち、明日は自分より
下手なものに勝ち、後は自分より上手に勝つと
思って少しも脇道へ心がそれないようにすべき。

千日の稽古を「鍛」とし、万日の稽古を「錬」
とする。
よくよく吟味すべきである。