(歴史に学ぶ)

「いい国つくろう、何度でも。」別冊宝島編集長の前文紹介

今、日本の歴史教科書としても読めるレベルの内容を伴った編集を 宝島社は、実に見事に成し遂げている。別冊宝島の1832号で、2011年12月15日発行の 「いい国つくろう、何度でも。」がそれである。この本の編集長小林大作氏ほか、執筆者の方々に…

孫子に学ぶ

本日は、孫子の言葉に学びたい。孫子は、五音、五行というように、万物は 5元素から成り立つとする。また、人も5種類に分類されるとする。第一の人は「太陰の人」である。この種の人は、日和見的で、感情を表に出さない。 ゆえに、人生に疲れやすい。 第二…

世界初のコンピューター開発者について

世界のドキュメンタリー (英国BBCが 2011年制作)「ヒットラーの暗号を解読せよ」を視聴した。歴史の史実というものは、いつの世も、かなりの年月を経て 少しづつ、明らかになってくるものである。この番組は、ドイツのヒットラー自身が開発を命じて…

津波!! 命を救った稲むらの火(原作 小泉八雲)から

明日、3月11日、午後2時46分は日本国民一人ひとりが 決して忘れてはならない、東日本大震災の2年目です。 皆さんとご一緒に心から「黙祷」を捧げたいと思います。さて、本日は、歴史に学ぶ一貫として、明治の文豪、 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン 18…

「歴史の真実」を追求する

2013年3月8日の衆議院予算委員会で、日本維新の会の 中山成彬議員の質問の動画を視聴した。これまで、政府・マスコミが歴史の真実の追求を避け、 事実を正視せず、確認を怠ってきたばかりか 朝日新聞をはじめとするマスコミが歪曲報道を行い、 著しく…

アシックスの鬼塚喜八郎に学ぶ

筆者が銀行の神戸法人営業部に在勤当時、 アシックスの鬼塚喜八郎氏にお目にかかる縁があり、 氏が書いた「経営指南」等強烈な生き方に感銘を受けた。鬼塚氏が語る「成功する為の鉄則」は以下の方程式からなる。成功=人生の考え方×その人の能力×やる気・情…

歴史の真実(櫻井よしこ 迷走日本の原点から)

太平洋戦争に踏み切った日本側の事情や思いについても 教えていくことを忘れてはならない。 他のどの国も忖度してくれない日本の歴史の事情について 日本人であればこそ、教えていく必要がある。歴史というものは、事件や戦争や事象が終わった直後に、 その…

「無私の日本人」(磯田道史)に学ぶ

穀田屋 十三郎(1720年〜77年)は仙台近郊の「吉岡宿」の商人であったが 8人の同志とともに衰退した町を救うため、62万石の仙台藩に千両の金を貸し付け その利子を住民に配る仕組みを考えた。この資金を捻出するため、風呂にも入らず、断食をして、…

幕末の地方財政立て直しに学ぶ

幕末から明治にかけて、備中松山藩の山田方谷(ほうこく)の 藩財政立て直しの実例(出典;迷走日本の原点 櫻井よしこ)備中松山藩は 表高5万石・・実高2万石の小藩であったが 10万両の借金を重ね、年間9千両の利子が払えず雪だるま式に 借金が増えあえ…

エドワード・モースの話

読売新聞「編集手帳」からの引用明治期に来日した米国の動物学者、エドワード・モースの話日本人の少女、二人に十銭づつ、小遣いを与え、何に使うか 興味深く見ていた。二人の少女は、道端に座って三味線を弾いている物乞いの女に 歩み寄り、地べたの笊に、…

[日本人の誇り(藤原 正彦)に学ぶ-5

■教科書問題かくも素晴らしい社会を作った日本人の卓越した特性を なぜ日本人は誇りにしないのか?他国であれば高らかに謳いあげるはず。現代の歴史教科書ではほとんど一切言及されていない。 教科書を書く歴史家が避けようとしているから、 祖国への誇りを…

[日本人の誇り(藤原 正彦)に学-4

■幕末から明治にかけて来日した欧米人の評価タウンゼント・ハリス「厳粛な反省―変化の前兆―疑いもなく新しい時代が始まる。 あえて問う。日本の真の幸福となるだろうか」ハリスの通訳、ヒュースケン「この国の人々の質朴な習俗とともに、 その飾り気のなさを…

日本人の誇り(藤原 正彦)に学ぶ-3

■世界七大文明のひとつハーバード大学の国際政治学者 サミュエル・ハンティントン教授 1990年代のベストセラー「文明の衝突」の中で 世界の文明を七つに分類。中華文明・ヒンドゥー文明・イスラム文明・ 日本文明・東方正教会文明(ロシア等) ・西欧文明・…

日本人の誇り(藤原正彦)に学ぶ-2

■官僚への対応に疑問門地門閥貧富を問わず、選抜されたトップエリートたる 官僚の知識、経験、見識を利用しなくていいほど、 我が国に人材の余裕はない。優秀者にありがちな傲慢狡猾や、出世志向に根差した 省益優先などに十分注意を払いながら、官僚を知恵…

日本人の誇り(藤原正彦)に学ぶ

巻頭に、「個より公、金より徳、競争より和」を 重んじる日本国民の精神性は、文明史上、 世界に冠たる尊きものであった。しかし、戦後日本は、その自信をなぜ失ったのか?歴史を失った民が自国への誇りと自信を抱くことはない。この誇りと自信こそが、現代…

宮本 武蔵 「五輪書」に学ぶ

宮本 武蔵は有名な「五輪書」の 第一巻「地の巻」に武士の 心掛けを詳述している。武士の兵法を行う道とは、 何事においても人よりすぐるる所を本とし、何時でも役に立つように稽古して 万事に至り、役に立つように教える事 これこそ、兵法の真の道なのであ…

小林 虎三郎に学ぶ

小林 虎三郎(1828〜1877)は越後長岡藩士。家禄百石の家に生まれた虎三郎は、17歳で藩校 「祟徳館」の助教を務めた。23歳の時に藩命で江戸へ遊学。木挽町で西洋砲術 指南の塾を開いていた佐久間象山の門に入る。当時の象山塾には、勝海舟、橋本左内、 …

石原慎太郎「俺は、君のためにこそ死ににいく」

無名塾の皆さんへ 視聴の薦め製作総指揮・脚本、石原慎太郎 エッセイ「日本よ」から私は最近、敬愛した仏の化身ともいえる特攻隊の母として慕われた 鳥浜トメさんから密かに聞かされたいくつかの挿話を元に、 かつての特攻隊の本当の姿を記録し残すための映…

戦後日本の急成長の背景に学ぶ

戦後の日本の急成長の背景には、以下の九つがあった。 ① 高い貯蓄率 ② 規制金利 ③ 日銀貸し出し ④ 政府関係金融制度の充実 ⑤ 低い自己資本比率と低い配当率 ⑥ 倒産などリスクプレミアムを低くした諸制度慣行 ⑦ 銀行による信用創造 ⑧ 株式持ち合い ⑨ 株式市場…

「不將不逆、應而不藏」

(將(おく)らず逆(むか)えず、 應(おう)じて而(しか)して藏(おさ)めず)過去を悔やまず、先のことの取り越し苦労もせず、 時機に応じて適切な対処を行い、 その結果に対しては、淡々と事実を受け止め くよくよせず、心に留めない心の持ちようを 説…

豊後の三賢人、広瀬淡窓に学ぶ

豊後の三賢人と呼称されるのは、三浦梅園、帆足万里、そして広瀬淡窓である。 本日は、この広瀬淡窓(ひろせ たんそう)[1782.5.22〜1856.11.28]に ついて触れたい。広瀬 淡窓は江戸時代の儒学者で豊後(現在の大分県)日田市の人である。 「咸宜園」(か…

時機尚早の歴史に学ぶ

時機尚早の事例として、幕末の長州藩の傑物であった 長井雅楽(うた)(1819〜1863)のことを紹介したい。長井雅楽は藩主毛利慶親から命じられ、長州藩の中老に 就任し、「航海遠略策」を提出。その中で「鎖国攘夷の信奉が日本の歴史からみて滑稽であり、 世…

長與 専齋に学ぶ

長與 専齋(ながよ せんさい)は肥前の国大村藩(現在の長崎県大村市) の歴代藩主の侍医の家に生まれる。(1838.10.16〜1902.9.8) 岩倉使節団に加わり、公衆衛生の重要性を日本人として初めて認識した人物。伝染病の予防と対策治療には単に病院と医学校…

西郷 南洲翁遺訓に学ぶ

西郷 南洲翁遺訓から第三ケ条 政(まつりごと)の大体(だいたい)は、文(ぶん)を興(おこ)し、 武(ぶ)を振(ふる)ひ、農(のう)を励(はげ)ますの三(みっ)つに在(あ)り。其(その)他百般(たひゃっぱん)の事務(じむ)は、皆(みな)此(こ)の 三(みっ)つの物(もの)を助(た…

氷川清話の中から 勝 海舟のエピソード

昨日に続き、勝 海舟にまつわる談話を続けます。勝 海舟が有名な「氷川 清話」の中で 「いままで天下で恐ろしい人物がいるものだ」と思ったのが二人。 その一人が、横井 小楠であり、もう一人が西郷 隆盛であった とのこと。横井 小楠は他人には悟られない人…

西郷隆盛と勝海舟との談話描写 津本 陽

作家の津本 陽氏は、著書の「春風無刀流」の中で 西郷隆盛と勝海舟との談話風景を巧みに描写している。世に西郷南洲遺訓として「命もいらず、名もいらず、 官位も金もいらぬ人は、仕抹に困るもの也、此の 仕抹に困る人ならでは艱難を共にして国家の大業は 成…

日本人の誇り (藤原 正彦)

日本人の誇り 藤原 正彦 文春新書から抜粋■マッカーサーも認めた自衛戦争 日米戦争に関しては、東京裁判を開廷し、日本を侵略国家と断罪した 当の本人マッカーサー元帥が 1951年の米国上院軍事外交合同委員会で次のように答弁【東京裁判 日本の弁明】 「…

歴史の真実;ポツダム宣言の内容

歴史の真実;ポツダム宣言「無条件降伏」の誤解戦後世代の日本人は、歴史教科書で、日本はポツダム宣言を受諾し、 無条件降伏したと教えられてきた。憲法も、戦後の諸体制も全ては 敗戦、無条件降伏だから仕方がないという諦め、脱力感から消極的な 受け入れ…

新歴史の真実・第四の国難(前野徹)に学ぶ(3)

今の文明を一部手直しして、ソフトランディングで国の基軸を修正するという 小手先の対策では、手遅れになってしまう。 過激なようだが、今の文明を肯定して滅びを待つのか、それとも否定して 新しく文明を作るのか、この二者択一でどちらかの運命を選ぶしか…

新歴史の真実・第四の国難(前野徹)に学ぶ(2)

昭和45(1970)年以前は、学校でいくら反日思想を吹き込まれても、 家庭にはまだ日本のよき伝統、よき価値観が残っていた。 無日日本人はそもそも国という概念は自分たちの考えにないのだから、 政治には関心がない。 だから、選挙は棄権する。当然、…