世阿弥の花伝書から

「住する心なきをまず花としるべし」

 一言で花の本質を喝破している。
 現状に安住する心が世の中を停滞させ
 「花」を失わせる。

 あるべき姿を求めて日々変化することこそが
 人生の花に他ならない。

 (評)

 今、改めて考えると華道の道も、政治・社会に
 通じる道理を語っている。
 すべての道は、真理に繋がっているのかも
 知れない。