国家と企業の組織改革に向けた道標-1
国家と企業の組織改革に向けた道標
■(はじめに)
本稿では、国家、或いは企業が、それぞれに共通する課題と思われる、
組織活性化に向け解決すべき課題を整理し、解決に向けたソリューション
案を提言したい。
どういう組織が望ましいのか?筆者が、某投資顧問会社と投信会社との合併を前に、
企画部長として、立案する機会を与えられ、半年間、組織をどうするか悩み続け、
ある日、突然、頭に閃いたイメージが、「人体解剖図」であった。
理想の組織・機能を追求するとき、人体の機能ほど、うまく役割が分担されている
ものはないのではないか?という気づきであった。
その後、人体の機能を手本として、機能を見直し、役割を改めて定義していく
作業を行った。
そうこうする内、本来あるべき組織の姿が浮かび上がってきた。
この組織論は、企業に留まらず、国家としても必要な組織ではなかろうか?
ここでは、「人体図」を見本とし、組織活性化に向けた私案を以下に示したい。
■(全体像;人体図) 別紙、イメージ図ご参照
別表を見ながら、順序に沿って、説明を添えていくことにしたい。
国家と企業では、サイズは自ずと異なるが、夫々が成長・発展していくため
に必要とする機能は共通するものが多いと考え、敢えて、重ねて論じて見たい。