読売新聞「編集手帳」からの引用
明治期に来日した米国の動物学者、エドワード・モースの話
日本人の少女、二人に十銭づつ、小遣いを与え、何に使うか
興味深く見ていた。
二人の少女は、道端に座って三味線を弾いている物乞いの女に
歩み寄り、地べたの笊に、それぞれが1銭を入れた。
かつての日本には、「江戸しぐさ」という美しい文化があった。
「うかつ謝り」「傘かしげ」「こぶし腰浮かせ」「肩引き」
等、江戸時代の長屋にひしめき合うように暮らす庶民の中に
自然に発達した思いやりの文化があった。
最終的に人を救うのは、思いやりの精神であり、利他精神である。![f:id:norio-kuriu:20120614075029j:image:w360:right f:id:norio-kuriu:20120614075029j:image:w360:right](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/norio-kuriu/20120614/20120614075029.jpg)