国際特許について
世界知的所有権機関(WIPO)は2013年3月19日、
特許協力条約(PCT)に基づく2012年の国際特許出願件数
ランキングを発表した。
中国通信大手の中興通訊(ZTE)が前年に続き首位を堅持した。
2位も日本のパナソニックで変わりはなかったが、
11年に4位だったシャープが3位に浮上した。
PCTでは企業や研究機関が出願し認められた特許が、
146の締約国・地域で包括的に保護される。
2012年の総出願件数(速報値)は前年比6.6%増の
19万4400件と、前年に続き過去最高を更新した。
企業別の出願件数(公開ベース)では中国通信大手の中興通訊
(ZTE)が3906件、
パナソニックは2951件、シャープは2001件。
トップ10で日本企業は6位のトヨタ自動車を含め3社が入った。
中国とドイツはそれぞれ2社が入っている。
21世紀は知的所有権を競う時代に入っている。
日本が、これから「ものづくり国家」として再生を図っていくには
国策として、国際特許を戦略的に取得し活用していくことが
必要と考える。