親鸞に学ぶ乱世の知恵(五木 寛之)から

人間はもともと「宿業」を背負っている存在。

アジアの一角に日本人として生まれた運命が
宿業。

人々の心に救いがないという点で
平安末期から鎌倉初期にかけての時代と
今とは非常に重なっている。

一人ひとりが生きていくうえでの核心、
エネルギーをどこに求めるか?
生きていくうえでの自覚・光というものが
支えになっていく。
そうした人々の魂の救済を考えたのが親鸞