本然の自性(禅の言葉)に学ぶ

「本然(ほんぜん)の自性(じしょう)」

我々は普通、ややもすると肉体に偏在する「我」に
捕われて、本来の自分、言い換えると、本当の自己
を見失って、ついに肉体や肉体を本位とする偏った
考え方をしてしまう。

これを「小我」という。小我に捕われている人を
救おうという目的。

風俗は「五欲・六塵・七情」に捕われている。

五欲とは「財・色・食・名・睡」を指し

六塵とは「色・声・香・味・触・法」をいい

七情とは「喜・怒・哀・楽・懼れ・妬み・淫」であり

これを逃れないと、本当の生き甲斐のある人生はこやしない。
人間は雑念・妄念がある限り、本心・良心はでてこない。