バングラデシュのマイクロファイナンスについて
バングラデシュのマイクロファイナンスについて
バングラデシュ 首都 ダッカ 日本 東京に近い首都人口
人口1,200万人
■総人口 1億4182万人 VS 日本 1億2808万人
アジアでも、中国・インド・インドネシアに次ぐ人口規模を持つ国
■一人当りGDP 404 ドル VS 日本 35,592 ドル
一人当たりGDPは、日本の1.1%の水準にしかなく
世界の最貧国の一つ。
人口は多いが、所得水準の低い国でどう経済発展をさせるか?
が国家的な大きな課題でした。
そこに風穴をあけたのが、グラミン銀行に代表される金融機関が
提供するマイクロファイナンスでした。
マイクロファイナンスは開発途上国で生まれた画期的な仕組みで、
貧窮のどん底にある人々(殆どは女性)が個人事業に従事し、
収入を得て、貧困を脱することを可能にさせ、成功を収めています。
マイクロファイナンスは、貧困層を対象にした少額融資の仕組みで、
無担保融資である代わりに
①5人単位の互助グループを作り、②借り入れをした人以外にも
連帯して返済の義務を負わせる
③定期的返済などが特色です。
担保融資と比較しても返済率に遜色は無く、
特に女性の自立を促したということで世界的にもその効果は認められ、
グラミン銀行を主宰するムハマド・ユヌスはその功績により
2006年にノーベル平和賞を受賞しています。
映像にでてくる世界最大規模のNGOが設立したブラック銀行も
こうした活動を行なう銀行のひとつでした。
マイクロファイナンスは国民に多くの希望を与え、国に頼らず、
スラムから脱出しょうとする国民の活力を引き出し、
国家としても年5%を超える経済成長を果たしました。
バングラデシュはBRICsに続く
有力新興国*「NEXT11」にも選出され大きな躍進を遂げています。
(*メキシコ・ナイジェリア・エジプト・トルコ・イラン・
パキスタン・バングラデシュ・韓国・フィリピン・ベトナム・
インドネシア)
輸出できる天然資源もなく、外資にも頼れないこの国が
なぜここまで急速な発展を遂げるようになったか?
この映像を視聴し感じた想いをバネに、これから自分達が
どう行動すべきかを真剣に自分の頭で考えて欲しいのです。