国家再建への道標ー4

国内経済を見ると、首都圏に比べ地方経済の落ち込みは更に激しく、
地方都市の県庁所在地でさえ、駅前を少し入ると「シャッター通り
と揶揄される光景が目に入ってくる。

こうして見ると、我が国に残された時間は少なく、「国難」とも言える
国家存亡の危機に遭遇し、何とかせねば日本そのものが崩れ、
再起不能となりかねないという強い危機感を抱かざるを得ない。

過去を振り返り、これまで日本の高度経済成長を支えた日本固有の特質に
ついて、原点に帰って日本の強み・競争力をもう一度冷静に見つめ直すべきである。 


現在直面する諸問題をどう対処すれば、日本経済に再び元気や活力が戻り、
再び多くの国民が夢を抱ける輝かしい日本の復活を果たすことができるかを
次に一緒に考えていきたい。

過去の成長の道筋を振り返って判明することは、
戦後、国民の合言葉であり目標であった
「米国に追いつき・追い越せ」という当初の目標がほぼ達成され、
国民に目指すべき目標がなくなったことを問題点として指摘したい。

政治家はGDPで世界2位の地位まで築くまで経済成長を果たした国民に
日本が次に目指すべき新しい国家像なり、国民が夢や希望を抱ける目標を
具体的に示していくことが政治の役割として必要ではあるまいか。

これから、
(1)国の役割として検討すべき国民が夢や希望を抱ける目標政策案の検討
(2)地方の行政と民間とが一致協力して取り組むべき地域経済活性化施策
について議論を具体的に展開していきたい。