国家再建への道標ー7

もし、1ヶ月間の纏まった長期連続休暇の取得が可能となれば、
自分の故郷や地縁・血縁のある土地、もしくはいつか住んで
みたいと憧れを抱いてきた場所に、住居を構えることが可能となろう。

また、空き家となった農家や農地を取得(借り入れ)し、
晴耕雨読の生活を楽しんだり、或いは、最初の持ち家を取得したり、
セカンドハウスを取得し、ライフスタイルを変える動機づけを与える
こととなり、その人々・家族の人生をも大きく変える契機となろう。

累計1,500万円の税額控除があれば、地方に100坪の土地を300万円で取得し
建坪40坪の建物を1,000万円で建築し、家具・什器備品に200万円を掛ける
というような設計が可能となる。

首都圏では、とても実現困難であっても、地方では十分可能な設計である。

人生の癒しを目的に過ごす、風光明媚な地方生活では十分に生活設計が
可能となる。

仕事を探す目的で地方を見ると少ない職場も、人生の癒しを求める対象と
して眺めると、海や川、山・渓谷といった自然環境に恵まれた多くの候補地が
浮かんでくるのではなかろうか。

地域・地元の建設会社・工務店に発注し、地元の商店街で家具・什器を購入
した場合に限定して減税の対象とすること、

地方に大勢の人々が一定期間、移住し、生活することで、
地域の建設業者や商店街が活気を取り戻す地方景気復興の大きな鍵となろう。

また、家族と共に少年期を特定の地方で過ごした経験を持つ青年は、
第二の故郷となった地方で将来生活する選択を行う可能性も期待できる。

これも地方経済の活性化の支援材料となるに違いない。