地域経済活性化への道標-4

2.都道府県としての重点産業育成分野をテーマ・課題別に
分類仕分けし、ジャンル別に上記1で探した企業・技術が保護・
育成の対象となるか改めて識別する。

■想定される障害

 集まった情報から、どの企業・どの技術が保護・育成の
 対象となるのか?判断できないという問題

(解決案)
 ①から⑬のジャンルを県に合致した項目を選択
 更に、項目毎に対象を選別していくには目利きが必要
   ・・・産業分野毎の人財手当;仕組み創りも必要。
 最初から完璧なものを目指すより、走りながら都度改善していく
 手法がベターだと考える。

3.県・市町村別産業育成マトリックス(イメージ別添)
に落とし込み、県の特色を活かしたものに仕上げる。

別添資料に、横軸に これからの時流変化を睨み、重要に
なってくる事業分野を並べた。
注)(一橋総研のホームページに添付してありますのでご覧ください)

①から⑬まで、これからの時代の変化を睨み取り組むべき
分野・課題を掲載した。

都道府県の中に、該当する企業
技術がない場合は空欄のままとするか、異なるテーマを
掲げても構わない。

この課題設定にも都道府県別の特化戦略が
表れて来る。

①に水・資源・エネルギー環境と並べCO2削減を課題とた。

②に農業の再構築(工業化も加え、食糧自給率の改善を
 至上命題とした。

③と⑤にライフサイエンス・バイオテクノロジーの分野を
 取組むべきテーマに挙げた。

④にナノテクノロジー⑥にIT・通信技術(次世代通信
技術への取り組みを挙げた

⑦にロボット技術、⑧に匠の技のパート1として、機械部品
 素材技術

⑨には匠の技のパート2として異なった視点から、守るべき
 伝統工芸や文化も大切な国民の歴史的な財産だと考えて
 別項目として加えた。

⑩には観光資源はどこに魅力ある場所があるか?過去の歴史を紐とき、
 再評価すると浮かびあがってくる場所があろう。

⑪に教育の分野があります。県から将来、日本や県を救う
真のリーダーを数多く輩出していく教育が重要である。

郷土から人財を輩出する仕組みをもつことが必要。
人選した社会で活躍した先輩に後輩を指導してもらう等検討すべき。

⑫福祉の分野で、地域に根ざした優れた活動を行っている
人々を模範としてもっと働きやすく、
人が集まる仕組みを創りだしていくことが必要。

⑬健康の分野、上記と表裏一体をなす分野で、新たな研究
開発や、健康促進に資する活動をサポートしていくなどの項目。

横の各項目毎に、県内・市町村の有望企業
や技術を選定し、その項目毎に、今度は縦軸を検討していく。

縦軸には、上から、ヘッドワーク・ネットワーク・フットワーク
に区分を行い、ヘッドワークの部分では選定した企業の
支援策・M&A・事業再編・提携戦略、新規事業開拓、
人材手当応援など県をあげて支援を行う育成中核企業と位置付ける。

ネットワークの部分では、自前主義からの決別をテーマに、
当該企業の最大の強みに特化させるべく、営業・周辺技術・人材を
アウトソーシング(外注)させる仕組みを応援していく算段を組む。

フットワークの部分では、省力化・システム化・事務合理化
業務効率化など、経営の無駄なコスト負担を軽減支援を行う。

この部分は横の各項目・産業ジャンルに共通項が多いと考える。
こうした作業の目的は、少ない経営資源・人材資源を一番得意とする
競争力を持つ分野に集中できるよう仕組み創りを行うことにある。