人材資源活用への道標ー4

以下に筆者が考える具体的な取り組みについての
イデア・方法について、これから説明したい。

【 具体化案 】

1.(意義・目的)
次代の日本を担う、技術・サービス力を持つ中小企業の育成、
世界的な競争力を持つ、匠の技・伝統工芸の技術を伝承し、
ひいては、国家としての国際競争力強化を図る目的

2.(地域経済に根ざした対象の絞りこみ)
次代の地域経済発展を担う優れた技術力を持った企業と
その技術者・匠の技・将来に亘り継承していくべき伝統技術
・伝統工芸を選定する
 
3.(当該企業への応援者として求める人物像) 
 
 (1)60歳以上(年金受給者)で人望があり、様々な
    人生経験を積み、健康で(少なくとも気持ちの若い)
    元気な人物であること

 (2)「人の役に立ちたい」「人に感謝されることに
    喜びを感じ、生き甲斐を感じる人物」であること

 (3)生涯現役で、「国のため、地域社会のために役に
    たつ仕事をしたい」と熱い情熱を持ち、
   「志」を持つ人物であること

 上記を満たす人財を地域周辺に居住する団塊の世代の中から
 探しだすことが重要である。

 人生の生き甲斐を求め、まだまだ体力・気力・実力を
 持て余している老人が数多く存在し、近くに潜んでいる
 のではあるまいか。

 人生観を共有できる「志」の有無が重要であり、
 高齢者であることから週3日程度の就労が中心となろうが、
 現役時代には大きな実績を残してきた方々である。

 地域の中小企業経営者や若者を育成していく上で、さぞかし
 大きな力を発揮するに違いない。