(名言に学ぶ)]名言に学ぶ

児玉 源太郎

「仕事の挙がると否とは人に在って存する」と発言
適材適所が必要と主張。

当時、台湾においても、後藤新平を始めとし、
局長・課長・技師・事務官に人材を採用し、
各所の長所を発揮せしめた。

明敏果断の政治家
後藤新平狂歌
「遠眼鏡ひとり持つなら罪つくり」という歌がある。
自分は先を見通してビジョンや政策を主張するが
それが理解されないことがあり、自分ひとりにすると
周りの人に迷惑を掛けてしまう」と述懐している。

後藤新平は、関東大震災の後の、帝都復興に際し
以下の帝都復興の議を提出

東京は帝国の首都にて、国家の中心。
国民文化の淵源たり。

したがってこの復興はいたずらに一都市の形態回復の
問題に非ずして、実に帝国の発展、国民生活改善の
根基を形成するにあり。・・・・

明治の世が、うらやましくてならない。

かくの如く突出したリーダーが存在したこと、
日本を長期的な視野で成長させる国家戦略を描いていた
政治家が複数存在していたことは確かである。

今の日本を彼らが見たら、どう嘆くか
日本の国民一人ひとりが危機感を抱き、我欲を抑え
日本再生への覚悟を持つことが必要である。