三大都市圏からの視界(橋下徹氏の論点から抄録)

JR東海が、2047年に東京ー大阪間を67分で
結ぶ、中央リニアが完成に向けて動き出している。

この67分という時間は、まさに通勤圏であり、
経済圏もひとつのサークルに入ることになる。

現在の関東圏・中部圏・関西圏の三大都市圏のGDPは
約350兆円で日本のGDPの約7割を稼いでいる計算
となる。

350兆円もの規模の経済圏が相互に隣接している
国は、世界に日本だけであり、ニューヨークでも
100兆円に過ぎないことから、その規模の大きさを
理解できる。

日本経済をリードしうる、三大都市圏でしっかり稼ぎ
地方をサポートしていく必要がある。

都市を強くして、如何に点で結ぶかを工夫していくこと
に鍵がある。

エンジンが三つ、更に福岡を加えると、実にGDPの8割
を稼ぐ、大都市ネットワークが出現する。

この都市圏で10%の成長を果たせば、日本全体で、
40−50兆円の成長を上げていくことができる。