我国の中小企業技術力の証左

昨年の1月、「江戸っ子1号」という名前が話題をさらった。
東京下町の町工場が共同で無人深海探査機を開発しょうと
水深8千メートルの日本海溝を目指すプロジェクトが始動した。

このプロジェクトに参画する企業には、確か
葛飾区の「杉野ゴム化学工業所」がゴムを分担し
墨田区の「浜野製作所」が通信部門を分担
大田区の「ツクモ電子工業」が充電を分担
千葉県の「パール技研」が撮影を分担するとの記事であったと
思う。(間違っていたら申し訳ありません)

このプロジェクト支援には、海洋研究開発機構や、芝浦工業大学
更に、東京海洋大学が支援にあたるという官民学一体のプロジェクト
であり、東京東信金が資金面で支えるという
民間の基礎技術のレベルの高さを証明する構想であった。

このプロジェクトの前段には、大阪の中小企業が開発した小型衛星
まいど1号」の成功があり、大阪が宇宙なら、東京は深海を
目指そうと考えたという。

現在の自民党政権が掲げる「アベミクス」が、どうかこうした
中小企業の技術が続々と花咲くものであって欲しいと切に願ってやまない。