マハティール氏の日本への助言に学ぶ

【マハティール氏の日本への助言に学ぶ】  KNOCK無名塾
 Mahathir bin Mohamad
(マハティール・ビン・モハメド)1925.7.10生
 英領マラヤ時代マレー半島クダ州に生まれ、開業医から政治家へ転身
 第4代のマレーシア首相に就任後22年間首相を務めた。
日本の成長に見習う「ルックイースト政策」を掲げ、
同国の国力を飛躍的に増大させた親日家。

■日本人に対しての発言
「日本はいつまでアメリカの言いなりになり続けるのか?
なぜ欧米の価値観に振り回され、古きよき心と習慣を捨ててしまうのか?

一体、いつまで謝罪外交を続けるのか?
そして、若者は何を目指せばいいのか?
日本人には先人の勤勉な血が流れている。自信を取り戻し、
アジアのため、世界のためリーダーシップを発揮して欲しい」

原子力について
原子力エネルギーを取り出す技術は確立された。

しかし、一度放射能を出し始めた物質から放射能を取り除く
技術は全くできていない。
人類はまだ原子力に対する知識は未熟である。

核のゴミ問題を解決できた国は一つもない。
原子力エネルギーは利用すべきでない。
日本はなぜ水資源を活用しないのか?

■政府のとるべき戦略について
GDPは4つの要素から成り立つ。
1. 国内消費
2. 政府支出
3. 投資
4. 貿易

国家が目指したい方向性に合わせて、
上記4つの要素を一つひとつ丹念に研究する必要がある。

消費を拡大させねばならないのであれば、消費税等の税金は
あげるべきでない。

マレーシアや米国はこの方針で国家の運営がされている。
マレーシアのGDPの内、国内消費の割合は38%しかない。

日本にもまだ消費を上げる余地はたくさんある。
日本の場合、消費を刺激しながら、
無駄な政府支出を抑える仕組みを考える必要がある。