浜松ホトニクスの偉人会長
浜松ホトニクスが宇宙の謎にせまる「ニュートリノ」だけで
なく、最近「神の粒子」と呼ばれる「ヒッグス粒子」の発見
に貢献する光センサーを開発したことで世界の注目を浴びている。
浜松ホトニクスは、昼馬 輝夫会長(86歳)が1978年から
31年間社用を務め、中興の祖となり経営をリード。
最先端技術を追求し続け「人類未知未踏を目指せ」という
経営理念を持つ企業。
昼馬 輝夫会長のモットーは「できねえと言わずにやってみろ」
という。
物まねをするならとことんやればよかった。
日本は欧米から切り花を持ち込んだ。
きれいな部分だけ、ちょこんと切り取って、花瓶に生けて
咲いた咲いたと喜んだだけ。
タネから撒いて咲かせて真理を追究すれば、日本独自の産業を
興すことができたはずなんだ。・・・・と常に社員に語っていた。
という。(日経 ものづくり進化論)
(感想)
長年、日本のものづくりの最前線で戦ってきた人物の言葉であるだけに
ずしりと重いものがある。次世代の産業を形作っていく気概と覚悟が
日本の指導者に求められる。まさに基礎研究からしっかり取り組んで
いう、国策ファンドが必要と確信した次第。
(一橋総研のコラムに掲載)