耳よりの新技術

超硬工具メーカー「タンガロイ」の技術

米国の著名投資家であるウオーレン・バフェット氏が、2011年3月7日 に初来日し、自家用ジェットで、福島空港に向かった。来日の目的は、いわき市に本社を置く、超硬工具メーカーのタンガロイ社の 新工場開業式典に参加することにあった。 実に東日本大…

浜松ホトニクスの偉人会長

浜松ホトニクスが宇宙の謎にせまる「ニュートリノ」だけで なく、最近「神の粒子」と呼ばれる「ヒッグス粒子」の発見 に貢献する光センサーを開発したことで世界の注目を浴びている。浜松ホトニクスは、昼馬 輝夫会長(86歳)が1978年から 31年間社…

地熱発電について

地熱発電について日本の地熱資源埋蔵量は、世界3位を誇るが 実際の発電量は、世界8位にとどまる。日本において地熱発電が進展しなかった 理由の一つが指摘できる。日本には、国立公園・国定公園 が数多く存在し、国土面積の約4%を占める。旧環境庁の通達…

核融合について

次世代のエネルギーと言われる「核融合」を研究している 茨城県那珂市の研究施設で、日本とEUとの共同開発である 最先端の実験装置の組み立てが1月28日から始まったとの 報道があった。日本原子力研究開発機構の那珂核融合研究所において 6年後の実験…

手のひら大のスパコンも夢ではない

スパコン(スーパーコンピュータの略)とは科学技術計算を 主目的とする大規模コンピュータのこと。量子力学、気象予測、シュミレーション天文学、最適化計算、 金融工学など、大規模数値解析に基づくシュミレーションを 実施するには膨大な計算処理を行う必…

「そーせい」グループについて

かつて、バイオベンチャーであった「そーせい」グループ(社長の田村 真一氏) は1990年の設立、現在の資本金16,988百万円、従業員26名の会社。この会社は製薬会社が死蔵していた低血圧症に効く化合物の開発権を無償で 譲り受け、実験を重ねて尿…

陸(おか)漁業について

かつて、日経連載「知の攻防」の中に、陸(おか)漁業に関する記事があった。「三菱商事の事業開発部長(当時)中沢輝幸氏が推進したビジネス。 2002年、人口1300人の大分県上津江村、廃校跡に据えた直径6Mの 水槽四基に5000匹のヒラメを養殖するという記…

21世紀は水の時代

20世紀は石油の時代であった。21世紀は「水の時代」 と言われる。世界的な水不足の進行、環境汚染に伴い、海水の淡水化 など持続的な水資源の確保が全世界で求められる。今後、環境浄化のための下水処理、排水処理、水の再利用の 技術がクローズアップさ…

日本を産油国にする「藻」

筑波大学大学院生命環境科学研究科の渡邊信教授に よると、日本が産油国になるのも夢ではないという。2010年12月、従来の12倍の生産効率で重油と 同質の油を作り出す「藻類」を沖縄の海で発見したとのこと。それは、「オーランチオキトリウム」とい…

放射能が消えた?

日本の伝統的な発酵技術が日本を救うことになるかも知れない。高嶋酒造6代目で富士の伏流水「白隠正宗」の蔵元で (株)高嶋開発工学総合研究所の代表であり、世界最初の 環境微生物学博士である高嶋康豪博士の研究成果に対し、台湾政府(アカデミー)が放…

ヘドロの再利用技術

津波がもたらすヘドロを工事用の土に変身させる 再利用技術を新日鉄が取り組んでいる。ヘドロを土木工事用の土に変える実証実験を新日鉄が 仙台市内で公開している。(2011/9)環境省の推計で東日本大震災の被災6県で最大3千万トン ものヘドロが堆積…

地熱発電について

日本の地熱資源埋蔵量は世界3位、しかし、実際の発電量は 世界8位に留まっている。その背景には、国立公園・国定公園が国土面積の4%を占め、 旧環境庁の通達で、公園内は地熱開発の規制があり、 地熱発電の効率の高い、浅部熱水資源の82%が、この規制…