現代の経営者に学ぶ(トヨタの奥田 碩氏)

「これだけ、世界の政治・経済が激動しているのに、日本だけが うろうろしていては埋没するだけだ。」「本当に現実が分かっていて、戦略的思考ができる人材に欠けている。」「特に経済界には「ビジネス・ステートマン」がいない。」「土地担保に頼らない新し…

京セラ創業者 稲盛和夫、ブックオフ創業者 坂本孝氏に学ぶ

京セラの創業者である稲盛和夫氏が語る成功のための「6つの精進」 を紹介。1.「誰にも負けない努力をする」2.「謙虚にして驕らず」3.「毎日の反省」4.「生きていることに感謝する」5.「善行、利他行を積む」6.「感性的な悩みをしない」ブックオ…

名言に学ぶ

勝 海舟「行蔵(こうぞう)は我に存す毀誉(きよ)は他人の主張、我に与らずと存じ候。」行蔵とは出処進退のことを指す、その人がなにを考え、なにをしたか 人の生き方はつまるところ良くも悪しくも最後はすべておのれ自身に 跳ね返ってくるものだ(氷川清話…

(名言に学ぶ)]名言に学ぶ

児玉 源太郎「仕事の挙がると否とは人に在って存する」と発言 適材適所が必要と主張。当時、台湾においても、後藤新平を始めとし、 局長・課長・技師・事務官に人材を採用し、 各所の長所を発揮せしめた。明敏果断の政治家 後藤新平の狂歌に 「遠眼鏡ひとり…

日本再立国への処方箋

目覚ましい成長が続く中国等アジア諸国の陰で、日本の閉塞感が否めない。日本は昨年、長きに亘り保ち続けたGDP世界二位の地位を、中国に明け 渡したばかりでなく、自信と誇りまで一緒に失いつつある。どうすれば国家存亡の危機に瀕する日本を再び、国民が…

「メンター」について学ぶ

メンターとは「助言者、師匠、教育者、後見人」を指す。仕事や人生の“手本”となり、親代わりになってくれる人。経験豊富なメンターに、継続的に支援を受けることを 「メンタリング」という。人生の長い航路で、いいメンターとの出会いは、かけがえのない 財…

中国の古典に学ぶ

「不將不逆、應而不藏」 (將(おく)らず逆(むか)えず、 應(おう)じて而(しか)して藏(おさ)めず)――過去を悔やまず、先のことに取り越し苦労もせず、 時機に応じて適切な措置をとり、結果は淡々と受け止めて 心に留めないとの意味で、中国の古典『…

日本の強みは何かー3

(2)日本人の知恵 ①斬新さと創意工夫 織田信長が長篠の戦で鉄砲を用いた3段戦法は欧州で同じ戦法が 用いられたのは約60年後という斬新 なものであった。②織田信長は当時、世界に類を見ない大型船の側面を全て鉄で覆う 鉄鋼船建造による海戦での大勝利の他、…

日本の強みは何か

(1)日本人の国民性 心のかたち 「和」の精神 (既に失われているものを含む) ①礼節を重んじる心 規律正しさ、「武士道」精神 (義と美) ②勤勉性 働き、社会の役に立つことは喜びであり、美徳と感じる心 ③忍耐心 我慢強さ ④公徳心 倫理感・義理人情・心の…

日本の強みは何か

【日本の強みは何か】について「日本の強みは何か」について、以下に、 日本人の特質について大雑把に整理を試みたい。先人達には、明治維新と第二次世界大戦後と 共通して国家再建という大きな目標があった。そして、彼らの心の中には共通して、「愛国心」 …

人財資源を活用した地域経済活性化と中小企業支援策ー4

4.「将来の地域経済を支える有望企業・技術・若手経営者 を探し、育成するためのインフラ(人・物・カネ)を 支援する仕組みを提供する」こと5.こうした活動を行政に携わる県・市町村の職員が自らの 意思で自ら考え取り組んでいける指導・訓練を行い、 …

人財資源を活用した地域経済活性化と中小企業支援策ー3

①に水・資源・エネルギー環境と並べCO2削減を課題とする②に農業の再構築(工業化も加え、食糧自給率の改善を至上命題とする③にライフサイエンス・⑤にバイオテクノロジーの分野を取組むべき テーマに挙げた。④にナノテクノロジー⑥にIT・通信技術(次世代…

人財資源を活用した地域経済活性化と中小企業支援策ー2

日本には天然資源は少ないが、人財を資源と考えれば、 現役の有能な人財の他に、現役世代に負けない「気力」・ 「体力」・「知見」・「技術力」といった貴重な余力を 持つ有能な高齢者が数多く存在している。人財の厚みは他国と比べても圧倒的であり、世界に…

人財資源を活用した地域経済活性化と中小企業支援策ー1

人財資源の活用の前提となる少子・高齢化の進行わが国の人口は2005年時点の総人口が1億2,777万人。 その内、ひろく経済活動にむすびついている人口である 生産年齢人口(15歳から64歳まで)が8,409万人あった。当時の出生率を基にすると、50年後の2055年には…

目指すべき国家像ー4

日本の国、地方自治体はこうした国難とも言うべき 事態に直面する今、日本の経済再生の鍵を握る地域経済、 特に中小企業から、将来の日本を支える技術や技術者を守り、 育てるための抜本的な改革を成し遂げることが急務である。また、中小企業単独では進出が…

目指すべき国家像ー3

次に、経済面からの再建策について論じたい。前術の1.【日本の強みは何か】の欄で「ものづくり」が 歴史的にも日本人の国民性に合致していることが見てとれた。中小企業の経営者とその社員は、戦後の焼け野原から必死に なって勤勉に働いた。永年にわたり、…

目指すべき国家像ー2

戦後65年が経過した今、そろそろ、日本の国益・国策という視点から、 諸制度を見直すべき時機が到来しているのではないだろうか。政治部門では信頼回復に向けた国民の意思決定のあり方、社会部門 では、少子高齢化対策・福祉のあり方、国民へのメッセージ (…

目指すべき国家像−1

石原慎太郎氏が東京都知事を突然、辞任し、 最後の国家へのご奉公として、新党立ち上げを表明した。目指すのは、戦後、GHQが作成した憲法を破棄し 日本国民が自ら、独立自尊の精神で、自らの国土を守り 国民を守る自主憲法の制定であり、官僚が実質的に …

日本の教育改革への道標ー8

様々な職歴を積み、多様な能力とスキル、ノウハウを 積んだ中・高年の中から、これまで培ってきた知識・ 経験を次世代を担う若者達に機会があれば伝えたい という「志」を持っている人物は少なからず存在する。「志」を持つ方々に、自分がこれまで磨いてきた…

日本の教育改革への道標ー7

【4】大学在学中から社会人として独り立ちまでの期間大学での授業の合間を縫い、また社会人となって、社会で 活躍できる十分な能力(価値創造型の人財に育成する)を磨くため、 「私塾の活用」を提起したい。なぜ、社会人教育に私塾が必要なのか? その理由…

日本の教育改革への道標ー6

これは、システムそのものの欠陥であり、広く海外の優秀な人財に伍し、 国際競争に打ち勝っていくためには、大学入学後の専門分野の勉強、 研究に没頭する時間を充分確保するよう国家として誘導していく必然性 がある。一定期間(半年から1年間)は、カリキ…

日本の教育改革への道標ー5

【2】高等学校の期間異能を発揮する生徒に対しては、当該教科の「飛び級」を認め、 得意分野を伸張させ「天才を積極的に創出していく」 教育システムへ大きく切り替える。日本が国家として、「天才を育成し、数多く社会に輩出する」 仕組みを持つことが求め…

日本の教育改革への道標ー4

■教育改革への提言日本がこれから、世界に通用する「グローバル人財」を早急に、 大量に育成していくには、これまでの教育システムを 抜本的に変革していく必要がある。どう抜本改革を行っていくべきか? 様々な議論が活発に 戦わされるべきである。敢えて大…

日本の教育改革への道標ー3

多面的な思考力、奥深い知識の重なりの中から新しい発想が浮かび、 創造という新しい発見が為されるという真理を、政府も官僚も教育 の現場でも、自覚しなかったことが、不幸にも日本にゆとり教育を スタートさせてしまった。世界に目を転じると、ヨーロッパ…

*1350738453*[(日本再生]日本の教育改革への道標ー2

かつての日本がそうであったように、世界の国々は、国家目的として、 国の将来を支えるリーダーを育てることを、「国家100年の計」に明確に 位置づけている。 世界の多くの国々は、異能を持った人材の育成や、天才を一人でも数多く 輩出するため、どんなに財…

日本の教育改革への道標-1

日本の教育改革への道標 ここ数十年の日本の教育への取り組みと、 世界の教育への取り組みとを比較すると、 日本が世界の動きと逆走してきたことが 浮き彫りになってくる。日本が明治維新以降、極めて短期間に、 文明開化と欧米諸国に互していけるだけの 国…

国家と企業の組織改革に向けた道標ー3

(4) 心臓(政策立案・作戦立案) 3番目は心臓をイメージして欲しい。蓄積したデータと様々な情報分析を行った結果、正しいリズムで 脈々と力強く、持続的に総合判断を下し、下記の血液を送り出していく。具体的に戦略・作戦を策定し、構想を描き、スピーデ…

国家と企業の組織改革に向けた道標-2

(1) 頭脳 (データ・判断力) 対応するアクション:調査能力の強化 調査分析部隊 配置 最初に、頭脳を想定する。内外のデータをきちんと整備しているか?己を知り、相手を知るための情報調査能力が十分備わっているか、 総合判断能力は十分か、否かの検討…

国家と企業の組織改革に向けた道標-1

国家と企業の組織改革に向けた道標 ■(はじめに) 本稿では、国家、或いは企業が、それぞれに共通する課題と思われる、 組織活性化に向け解決すべき課題を整理し、解決に向けたソリューション 案を提言したい。どういう組織が望ましいのか?筆者が、某投資顧…

人生の金言

桃栗3年・柿8年、枇杷は9年でなりかねる、柚子は遅くて13年、梅は酸い酸い18年例え木であっても、美味い実がなるには なかなか辛抱が要る ましてや、人間となるとそうはいかない。 春秋時代の「斉」の桓公を天下の覇者に 押し上げた名宰相 管仲の言葉「一年…